禁煙治療
禁煙治療について
喫煙者の70%はニコチン依存症
タバコをやめられないのは、あなたの意志の弱さではありません。
お医者さんのアドバイスと新しい治療法で禁煙の成功率が高まります。
新しい治療法
これまでも使われてきたニコチンパッチやニコチンガムのほか、新しく登場したニコチンを含まない飲み薬が選択肢の1つに加わりました。
ニコチンを含まない飲み薬
ニコチンを含まない飲み薬は、イライラなどのニコチン切れ症状を軽くするほか、タバコをおいしいと感じにくくします。
1日2回、食後に飲みます。
飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目には禁煙を開始します。
通常、服用期間は12週間です。
一定の要件を満たすと健康保険等が適用される。
肌の弱い人でも使用できる。
飲むだけなので簡便。
接客などの職種や歯やあごの問題などでガムをかめない人でも使用できる。
ニコチンを含まない。
医者に処方してもらいます
※1 1日1回から開始し、飲み始めの1週間で徐々に服用量を増やします。
※2 自然にタバコを吸わなくなった場合は、8日目を待たず早めに禁煙に入ります。
健康保険等で禁煙治療を受けるには
次の要件をすべて満たす必要があります。
①ニコチン依存症を診断するテストで5点以上
②[1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数]が200以上
③1ヶ月以内に禁煙を始めたいと思っている
④禁煙治療を受けることに文書で同意している(→問診票などに、日付や自分の氏名を書きます。)
治療全体の流れ
健康保険等を使った禁煙治療では、12週間で5回の診療を受けます。
診察に行くとはじめに喫煙状況などから健康保険等で治療が受けられるかをチェックします。
毎回の診察では、禁煙補助薬の処方を受けるほか、息に含まれる一酸化炭素(タバコに含まれる有害物質)の濃度を測定したり、禁煙状況に応じて医師のアドバイスを受けることができます。
「お医者さんと禁煙」すれば、楽に禁煙することができます。
健康保険等を使った禁煙治療のスケジュール
費用はいくらかかるの?
バレニクリンの場合
初診料+再診料 | 費用10,000円 自己負担額3,000円 |
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ニコチン依存症管理料 | 費用9,600円 自己負担額2,900円 |
院外処方せん料 | 費用4,000円 自己負担額1,200円 |
禁煙補助薬 | 費用37,600円 自己負担額11,300円 |
合計 | 費用62,000円 自己負担額18,400円 |